福知山在住外国人に防災研修 NPO京都丹波・丹後ネット
2019年05月15日 のニュース
京都府福知山市内に住む外国人を対象にした防災研修会(NPO法人京都丹波・丹後ネットワーク主催)が、南佳屋野町の南佳屋野児童館でこのほど開かれた。ベトナム、フィリピン、ボリビアなどの外国人や支援者ら約60人が参加し、災害が起きた際の対処の仕方などを学んだ。
市内に多くの外国人が住んでいることから、災害時に支援できる態勢を整えようと、NPOが支援者を増やすための研修を昨年秋から今年2月にかけて4回開講。今回は外国の人たちにも参加してもらい、支援者と交流しながら災害時の対処法を学ぶ研修にした。
最初に参加者たちの居住地周辺で地震や水害などがあった時に、どの場所が危険か、またどこへ避難したらよいのかを、スマートフォンで地図を見ながら確認。緊急時の避難路などを把握した。また簡易トイレの使い方も教わった。
このあと、災害時でも手早く簡単にできる「防災スイーツ」を作った。ポリ袋の中に砂糖と、サツマイモ、カボチャ、リンゴを細かく切って入れたあと、湯せんして食べられるようにした。
ベトナムハノイ市から福知山に技術研修に来ているドー・ティ・タムさん(29)は「聞いた情報はこれからすごく役立つと思います」と話していた。
写真=防災スイーツを作る参加者たち