京都府福知山市上篠尾の田中敏夫さん(76)が26日、自宅近くの畑でハクサイとカブが合わさったような野菜を収穫した。田中さんは「ハクサイを作ったつもりで土を掘ると、カブが出てきてびっくりしました」と驚いている。
畑は2アールほどの広さがあり、田中さんは65歳の定年退職後から、季節の野菜を作っている。
今年も9月に、3畝にそれぞれダイコン、ハクサイ、カブの種を植えた。それぞれ順調に育ってきたため、10月ごろに間引きした白菜を、芽が出ずに余っていたカブの畝へ植え替えたという。
ハクサイとカブがくっついたような野菜は1つだけで、あとは全て普通のハクサイとカブが出来た。田中さんは「10年ほど野菜を作っていますがこんなことは初めてです。珍しいので、しばらく置いておきたい」と話す。
府中丹西農業改良普及センターによると、「ハクサイとカブは同じアブラナ科の植物で交雑しやすく、変わった個体が出来ることがあります」といい、「今回のケースでは、種を購入した時点で、交雑して出来た種が混入していたのではないかと思います」と話す。
写真上=ハクサイ状の葉が出来ている
写真下=不思議な野菜を持つ田中さん
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