新年を前にして、詩吟の吟道賀堂流牧水吟詠会(西田賀公亮会長)は、明智光秀を祭る京都府福知山市中ノの御霊神社で、「本能寺碑」の清掃を22日にした。
碑には、江戸時代の歴史家で、漢詩人でもある頼山陽が福知山城の初代城主・明智光秀が1582年に織田信長を本能寺で討った史実に、「敵は本能寺にあり」との言葉を加えた漢詩「本能寺」が記されている。
1994年6月に、御霊神社創建290年と牧水吟詠会の30周年記念が重なったことから、賀堂流宗範の牧賀公さんの遺徳をしのび、光秀公の霊を鎮めるために吟詠会が建立した。
清掃には会員6人が参加。ブラシなどを使い、碑の表面などをこすって汚れを落とした。周囲の落ち葉なども取り除き、約40分の作業できれいになった。
西田会長(77)は「光秀公を主人公とした大河ドラマも決まり、本当に喜んでいます。正月を前にすっきりとしたので、参拝者に見てもらいたい」と話していた。
写真=碑の清掃をする会員たち
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