京都府教育委員会は、福知山市大江町金屋の府立大江高校の学科改編をする。現在ある普通科総合選択制とビジネス科学科の2学科を統合し、総合学科の地域創生科の1学科にする。2020年度の入学者から対象となる。

　府北部地域の人口流出や少子高齢化による地域の担い手不足、地域産業の振興などに対応できる人材を育成するのが目的。

　総合学科にして、公務員を養成する公共マネジメント▽高齢者福祉などの実習をする生活福祉▽ＷＥＢマーケティングなどを学ぶ経営情報▽広告・デザイン実習などをする映像デザイン▽文系進学に対応した国際交流▽理系進学に対応の環境サイエンスの6系統の中から1つを選び、知識や技能を習得できるようにする。

　通学区域はこれまで口丹、中丹、丹後通学圏としていたが、改編後は府内全域に拡大する。定員は未定で、今後決めていく。

　大江高の永井正樹校長は「地域創生学という新しい教科も作り、楽しい実習やイベントなどを行い、将来、地域で活躍するリーダーを育てていきたい」と話している。