全国の高校生・大学生を中心に作品を募る第18回福知山市佐藤太清賞公募美術展(市、市佐藤太清記念美術館主催、両丹日日新聞社など後援)の入賞・入選作が決まった。最高賞となる佐藤太清賞には日本画の部に1点、絵画の部に3点が選ばれ、絵画で京都共栄学園高校3年の向井唯夏さん(18)=豊岡市=の作品「glow.」が入った。
後進の育成などに注力し、第一線で活躍する日本画家を送り出した故・佐藤太清画伯の功績をたたえた公募展で、芸術文化を担う若者の育成をめざして取り組んでいる。作品は7月10日から9月30日まで募集し、絵画には68点、日本画には63点の応募があった。
集まった中から東京藝術大学名誉教授で文化功労者でもある洋画家・絹谷幸二さんらが審査し、佐藤太清賞4点、特選12点など、全68点を決めた。
向井さんのほかに佐藤太清賞に選ばれたのは、絵画が田中佑さん(20)=滋賀県=の「ひからびた言葉」、金子圭太さん(20)=北海道=の「虚っぽの街」▽日本画が寺野葉さん(21)=東京都=の「我伝図(ガーデンズ)」。
福知山関連では、絵画で、京都共栄学園高校3年の高橋秋奈さん(18)=福知山市=が、特選の福知山市長賞に選ばれた。
■東京、名古屋などでも巡回展■
巡回展は、22日から1月14日まで内記一丁目の市佐藤太清記念美術館で、1月18日から20日までは中ノの市厚生会館で開催する。このあと横浜、東京、名古屋、京都の各会場を巡る。
市美術館での展示は、佐藤太清賞、特選受賞作と入選の中から福知山近隣の在住者の作品、厚生会館は入賞・入選作すべてを並べる予定。
表彰式は、1月19日午後1時から市厚生会館で開かれる。
写真=上から順に、向井さんの作品「glow.」、寺野さんの作品「我伝図」、田中さんの作品「ひからびた言葉」、金子さんの作品「虚っぽの街」
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