プロ野球・横浜ＤｅＮＡベイスターズの桑原将志外野手（25）＝大阪府和泉市出身＝が17日、京都府福知山市水内の母校・福知山成美高校を表敬訪問した。野球部の井本自宣監督（45）らに今季の成績などを報告。「来季はレギュラーを取り返したい」と抱負を述べた。

　桑原選手は高校3年生のときに主将を務め、チームをまとめ、2011年にドラフト4位でＤｅＮＡから指名を受け、12年からプロの舞台で活躍している。

　16年の途中から「1番・中堅」に定着。17年は不動のリードオフマンとして全143試合に出場。7月にはセ・リーグトップ打率を記録し月間ＭＶＰを獲得。11月には守備の名手に贈られる「第47回三井ゴールデン・グラブ賞」を初めて受賞するなど大きな戦力となった。

　背番号1を背負って挑んだ今季は、開幕直後から不振に陥り、約2年近く守ったスタメンの座を失ったが、徐々に調子を上げ、7月にはプロ野球史上67人目のサイクルヒットを達成した。

　代打なども含めて127試合に出場。先発は89試合だった。379打数99安打の打率2割6分1厘、9本塁打、26打点、17盗塁の成績を残した。

　桑原選手は今季について「力不足で結果が出せず、レギュラーを手放し悔しいシーズンだった」と振り返り、来季は「目標としてはチームの優勝がありますが、個人としてはレギュラーを取り返すことしか考えていません」と巻き返しを誓った。

　井本監督は「一年一年が勝負。けがだけは気を付けてほしい」と激励した。


写真＝母校を訪問した桑原選手（左）と井本監督