京都府福知山市東羽合の京都共栄学園中学校（國田敦校長）の野球部員と市民合わせて約30人が、ＪＲ福知山駅周辺で清掃奉仕活動をした。毎年クリスマスの時期にサンタクロースに扮して行っており、きれいになった街並みを市民にプレゼントした。

　全国各地で12月に取り組まれる「クリスマスゴミ拾い」に賛同したもの。福知山では、但馬地方の教諭らでつくる「但馬掃除に学ぶ会」に所属する共栄中野球部顧問の松田卓也さんを責任者に、部員たちが5年前から続けている。

　16日朝午前7時にＪＲ福知山駅南口ＳＬ広場へ集合し、サンタクロースになるための真っ赤な帽子をかぶった。部員、顧問教諭、保護者のほか、地元のいきいきサロン・西陵ペタンク同好会のお年寄りら一般参加者も加わった。

　手分けして一帯を回り、草むらや死角にも目を配り、たばこの吸い殻、レシートなど小さなものも拾い集めた。

　共栄中2年生、野球部主将の原田凜太郎君は「日ごろから掃除は大切だと教わっています。やる意義があり、みんなで楽しくできていると思います」と話していた。


写真＝サンタ部員が草むらに隠れた小さなゴミも探して一帯をきれいにした