京都府福知山市の市消防本部(鈴木秀三消防長)は10、11両日、猪崎の三段池公園内で水難救助隊の水中検索訓練に取り組んだ。厳しい冷え込みの中、ドライスーツを着込んだ隊員たちが水中に潜り、対象者の捜索をした。
冬季の水難事故を想定した訓練で、隊員の技術習得、能力確認、連携力向上が目的。毎年この時期に実施しており、今回は31人の隊員が、2日間に分かれて取り組んだ。
訓練は、ゴムボートで遊んでいた父娘が池に投げ出され、10歳の娘の行方が分からなくなったという設定。目標になる人形を使って行った。
10日は16人が参加。捜索隊員が池へ入った午前9時50分ごろの気温は3・4度、水温は10度だった。水深は深いところで約6メートルあり、視界は約50センチ。ほとんど周囲が見えない状態で、懸命に捜索訓練に取り組み、その方法の確認などをした。
写真=ドライスーツを着て池へ入る隊員たち
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。