将棋の羽生善治竜王と挑戦者が11月24、25両日に熱い戦いを繰り広げた第31期竜王戦第4局。その舞台となった京都府福知山市の福知山城で、特設対局場などが期間限定で一般公開されている。控室や対局で使用された封じ手(実物)、羽生竜王直筆の色紙などもあり、来館者がじっくりと見て回っている。来年1月3日まで。
羽生竜王の2勝1敗で迎えた第4局は、最後まで勝負の行方が分からない熱戦の末、挑戦者の広瀬章人八段が勝利し、2勝2敗のタイに戻した。竜王戦史上初の城での開催となり、「羽生竜王がタイトル保持に王手をかけるか」という対局で注目を集めた。
城の1階に特設された対局場は取り壊し、元の状態に戻すことになっているが、その前に白熱した対局の雰囲気を来館者に味わってもらえれば-との思いから、期間限定で一般公開することにした。
対局場と控室を公開しているほか、2日目の最初の一手をあらかじめ紙に記入して封筒に入れた「封じ手」や、羽生竜王と広瀬八段の直筆色紙、2人にプレゼントされたものと同じ「由良川扇子」などが並べられている。また初手や二手目といった対局の様子、2人が食べた勝負めしなども、写真パネルにして展示している。
城の開館時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時30分)まで。入館料は大人320円、小中学生100円。火曜日定休。年末は28日から31日まで休館。新年は三が日とも開ける。
写真上=期間限定で公開されている福知山城の特設対局場
写真下=羽生竜王ら直筆の色紙なども展示している
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