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両丹日日新聞2018年12月 7日のニュース

しめ飾り作りがピーク 人材センターに京都の神社からも注文

しめ飾り作り 京都府福知山市昭和新町、公益社団法人福知山市シルバー人材センターの作業棟で、正月用のしめ飾り作りがピークを迎えている。作業は12月下旬まで続き、縁起物のミカンやウラジロ、ユズリハなどを飾り付けて全部で約2600個を作る予定。

 しめ飾り作りは、自主財源の確保や会員の就業拡大をと2007年から本格的に始めた。わら細工の技をもつ会員20人で組織する「しめ縄製作委員会」(渡邉満子委員長)が担当し、11月初旬から毎日4、5人ずつが出て和やかに作業を続けている。

 製作しているのは、「ごぼう」「めがね」「輪飾り」「神棚用」の4種類。わらは三岳地区の会員宅で調達し、メンバーたちが手を赤くしながら丹念に編み込む。「手のひらに力を入れるので、毎年この時期になると、手がすり切れてしまいます」と話すメンバーもいる。

 会員を対象に注文販売するほか、27、28両日午前8時から作業棟近くで、年の瀬のシルバーショップを開いて、新鮮な野菜類とともに一般にも販売する。

■京都市の神社からも注文■

 このほか、神社の拝殿などに飾り付けるしめ縄の注文が増えており、今年は20カ所に上る。うち1カ所は京都市の由緒有る神社からで、長さ35メートルのしめ縄を作った。

 会員たちが家庭の子孫繁栄や五穀豊穣などの願いを込めて丁寧に仕上げるしめ飾りは好評。中里嘉久理事長は「人気が定着し、製作する会員たちの励みになっています。今年は京都市からも注文が舞い込み、驚いています」と話していた。


写真=メンバーが丹精込めて作るしめ飾り

    

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