7月豪雨災害により、福知山市立原で市の下水道管が破断。応急復旧するまでバキュームカー2台を無償派遣して汚泥搬送に取り組んだ京都府環境整備事業協同組合に対し、府が知事感謝状を贈ることにした。5日に府庁で贈呈式をする。
市内では7月5日から激しい雨が降り続き、7日未明に石本で裏山が崩れて住家が倒壊するなど各地で大きな被害が出た。6日には大江町内で宮川沿いの府道が一部崩れ、埋設してあった水道管が破断するなど、ライフラインにも影響が出た。
立原でも、牧川に注ぐ大内川の護岸が崩れ、下水管が約25メートルにわたって破断した。このため市は8日に仮設ホースと仮設ポンプを設置したが、流れてくる汚泥の量に対応しきれなかった。そこで府が「無償団体救援協定」を結ぶ同協組に協力を求め、9日から12日まで2台の車両をフル回転させて、立原-牧間で延べ78台分、計570立方メートルの汚泥を運搬した。
これが、2003年の協定締結以来初の救援活動だった。
感謝状の贈呈式には同協組の野村拓也理事長らが臨む予定。当日、府知事に加え、市上下水道部からも感謝状を贈る。
写真=車両2台で汚泥の運搬にあたった
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