本格的な冬の到来に備え、京都府北部を担当する府の除雪車出動式が26日、福知山市牧の除雪機械管理車庫で開かれた。今年度は12月1日から来年3月15日まで、府所有の65台と地域の建設業者が保有する121台の計186台を各地に配備。国道175号や府道など計153線、総延長1480キロの除雪にあたる。

　出動式は府と福知山市が主催し、作業にあたる建設企業の社員ら約70人のほか、大江町二俣三の美鈴小学校の1～3年生12人も参加。児童代表の吉田結さん（3年）が「朝早くからの作業のおかげで、学校に行く道が通りやすいです。お体に気を付けて仕事してください」と感謝と激励の言葉を伝えた。

　これを受けて、中丹地域を代表して福知山建設業協会の米田洋一会長が「激励の言葉をもらい、とても勇気付けられました。早期の出動と安全に作業を進めることを誓います」と決意表明した。

　このあと、ロータリ除雪車や除雪グレーダなどによるデモンストレーションが行われ、児童たちはその迫力に見入っていた。


写真＝ロータリ除雪車のデモンストレーションを見る児童たち