福知山マラソンのランナーに手土産を配ろうと、京都府福知山市アオイ通りの女性グループ・レモングラス（池田佳代子代表、7人）はミニサイズのツリー「マツボックリのクリスマスツリー」と「もみじのしおり」約500セットを作った。

　遠方から来て前泊し、市街地のアオイ通りを散策するランナーにしおりを配ったのが始まりで、10年以上前から取り組んでいる。昨年は過去最高の1200個を準備したが、今年はマラソン発着点の三段池公園で収集するもみじの紅葉時期が遅いことなどが影響し、半分以下の数となった。

　今年も10月上旬から準備に取り掛かった。モミジは押し花にして、ラミネート加工を施す。マツボックリは協力者が提供してくれたものを、一つずつピンセットで種を取り、カットした塩ビパイプやワインコルクを土台にする。仕上げに金や銀などの色を塗った。

　完成した土産は、盲人ランナー全員に贈るほか、市内の宿泊施設に置き一般ランナーにも配る。

　ここ数年は、市の支援事業を活用して補助金を受け運営していたが、事業が昨年で終了。このため運営費捻出にと、クリスマスリースなどをアオイ通りのアオイ電器で販売する。


写真＝ランナーに配る手作り土産