ワクチンで助かる命を救おうと、京都府福知山市南岡町の南陵中学校生徒会(岩城志門生徒会長、487人)は7日、9月に集めたペットボトルキャップ19万7777個を回収事業者団体に託した。
発展途上国の子どもたちを感染症から守るため、ユニセフと連携しワクチンを贈っている認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に賛同し、同校では2010年からキャップの回収に取り組んでいる。
今回は9月12日から14日までの3日間実施。「誰かが持ってきてくれるのではなく、自分にできることを考えて行動しよう」と、生徒会役員や学級代表などが呼びかけて集めた。
キャップは7日、校長室で産業廃棄物処理業・スリーエス(丸岡陽太社長)=牧=の木村悟さんに手渡した。
岩城生徒会長(3年)は「一個でも多くのキャップを持って来て、ワクチンを一つでも多く届け、命を救いたい。そういった社会貢献を目標に全校生徒で集めました。僕たちの思いと一緒に届けていただけるとうれしいです」と木村さんに伝えた。
木村さんは「キャップ400個で約1キロ、約10円になります。今回南陵中のみなさんに集めていただいた個数だと約50人にワクチンを提供できます。今後も一人でも多くの世界の子どもたちに届けられるようにご協力いただきたい」と感謝した。
スリーエスでは、各団体から集めたキャップをリサイクル業者に売却し、同委員会に寄付している。
■日新中学校は5万個集める■
前田の日新中学校生徒会(森口世惟生徒会長、564人)は、保健委員会(足立優樹委員長)が主導し、10月15日から19日まで、キャップ回収強化期間として取り組んだ。約5万個集まり、16日にスリーエスに託す予定。
写真=回収したキャップを生徒会長の岩城君(左から3人目)ら役員が木村さん(右)に託した
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