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両丹日日新聞2018年11月 8日のニュース

工事現場でICT活用 国交省と三丹開発

ICT 京都府福知山市戸田地区で7日、ICT(情報通信技術)を活用した工事現場の見学説明会が開かれた。府、市などの工事発注者や、府立福知山高等技術専門校の訓練生が対象で、参加者らが最新技術を使った重機による工事について学んだ。

 国土交通省近畿地方整備局福知山河川国道事務所と、奥野部の総合建設業、三丹開発株式会社(塩見渉社長)の主催。国交省は、高齢化や担い手不足が心配される工事現場の生産性向上をめざし、ICT技術の導入を推進している。

 見学会は新技術への理解などが目的で、市内では初めて催した。国交省から受注した三丹開発が、工事を進める由良川の戸田地区上流築堤工事作業現場で行った。

 参加者らは、工事で使われている3次元設計データを搭載したブルドーザー、バックホー(ショベルカー)、震動ローラー、測量に用いるドローンなどを見学。

 オペレーターは乗るが、重機自体が、搭載された設計データを人工衛星からの情報と照らし合わせ、工事面をまっすぐにするように調整して作業する。「こうした技術を活用することで、効率よく的確に作業ができる」「熟練者でなくても工事がしやすくなる」などの説明を聴いた。実際に簡単な操縦体験もした。

 バックホーの作業を体験した高技専ものづくり基礎科の坂根貴大さん(19)は「楽に作業ができそう。データに基づいているので機械の動きが制御されて、失敗なく作業ができそうです」と話していた。


写真=ICTを用いた重機の説明を聴く参加者たち

    

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