災害被害により日本各地で、秋に開催予定のマラソン大会が中止となっていることから、京都府福知山市で23日に開催する福知山マラソンが、恩返しの機会にと、まだ走る大会が決まっていないランナーのために特別枠を設けてエントリーを受け付けることになった。
福知山マラソンは日本陸連公認大会。フルマラソンの部は1万人の定員で、既に受け付けを締め切っているが、オータムランナー応援エントリーとして先着200人を9日まで受け付ける。1人8千円。エントリー条件は、順位や駐車券は無しとなるが、記録計測や参加賞、完走Tシャツ(M、Lサイズのみ)はある。またスタートブロックは最後尾。申込方法はインターネットのみとなる。
水害が多い由良川沿いをコースにしていることから、福知山マラソンもこれまで災害で2回中止している。そのたび、全国のランナーたちから温かい言葉を受けてきた。今年はほかの地域で大会中止が相次ぎ、「今からでも走れないか」との問い合わせが続いていた。そこで実行委員会は「これまで頂いた温かい応援の気持ちを返したい」と、特別枠を設けることにした。「わずかな定員ですが、11月のレースを諦めかけたランナーのみなさん、ぜひご参加を」と呼びかけている。
写真=1万人が由良川の音無瀬橋を渡る(昨年の福知山マラソン)
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