JR西日本は、京都府福知山市半田の福知山電車区で一般を対象にした「福知山なるほど発見電車まつり」を27日に開いた。来場者は、普段は入ることができない約22万3千平方メートルもある車両基地を巡り、配備された特急、普通、保線用の現役車両の見学をしたり、運転台での操作、車内放送の体験などを楽しみ、鉄道への理解を深めた。
一般公募は3回目で、今回は展示車両や体験内容を充実させた。公募の中から当選した人や電車区周辺住民、大阪からのツアー団体合わせて約900人が訪れた。
福知山駅から入出線を走る特別送迎車両が運行され、到着した家族連れや鉄道ファンらは、社員に説明を受けながら敷地内の見学スペースを思いおもいに歩き、カメラやビデオを手に記念撮影していた。
同電車区は福知山支社が管轄し、車両約140両が配備されており、この中から特急「こうのとり」などで活躍する287系や、普通、快速で運用される223系などが展示された。珍しいものでは電車区内で車両入れ替えに使う145系、昨シーズンから導入された新造ラッセル車キヤ143形気動車も公開され、目を引いていた。
体験できるコーナーも多く設けられ、223系の車内では子どもたちが運転台に座って運転士の気分でマスコン(アクセル)やブレーキなどの操作をし、鉄道ファンらがマイクを握って車内放送を体験した。
このほか、車両検査などを知る電車教室や線路整備をする車両の作業実演、保線作業で使う軌道自転車の乗車体験などもあった。JR西日本のハイウエイバスや路線バスも展示された。
写真=電車の運転台で運転士気分を味わった
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