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両丹日日新聞2018年10月25日のニュース

海外でも読まれる森はなさんの作品原画展 地元朝来で

大型紙芝居 翻訳され海外でも広く読み継がれている児童文学作品を生み出してきた森はなさんの「作品原画展」を、兵庫県朝来市が和田山ジュピターホール(和田山町玉置)小ホールで27、28両日に開く。没後30年記念事業。森さんをNHK朝ドラ主人公にと運動を続けており、27日には地元の人たちによる大型紙芝居の上演もある。

 森さんは和田山町宮田出身で、母校の大蔵小学校などで教壇に立ち、1973年、64歳で「じろはったん」を書き、日本児童文学者協会新人賞に選ばれた。以後「海とめんどりとがいこつめがね」「おさよつばき」などを次々と出版。「こんこんさまにさしあげそうろう」で絵本にっぽん大賞を受賞している。

 戦前から戦後にかけての但馬を舞台に、知的障害のある心優しい青年と村人たちの姿を通し、人や自然、古里をいとおしむ心を描いた「じろはったん」は、出版後大きな話題となり、英語やドイツ語などに翻訳され、海外でも多くの人びとの胸を打ってきた。

 原画展では「じろはったん」などの原画(いずれも梶山俊夫さん作画)を展示する。大蔵地域自治協議会が「森はな写真展」を同時開催。

 また初日午前10時30分から、じろはったんの会による大型紙芝居「キツネとしゅんぺいじいさん」「一二とうげ」、午後3時から「じろはったん」上演がある。紙芝居公演はジュピターホールと同敷地の和田山図書館前(雨天時はホール内)で。

 問い合わせは電話079(672)6137、市和田山地域振興課。


写真=じろはったんの会による大型紙芝居。様々な機会に上演されている

    

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