北部での人材育成・定着、経済発展などの取り組みを活発にし、地域創生を進めることなどを目的に、京都府と公立大学法人福知山公立大学が連携・協力に関する包括協定を結んだ。府が大学との協定を締結するのは7件目。

　それぞれが持つ資源や機能などを活用し、幅広い分野で協力し、地域社会の発展につなげることをめざす。

　内容は、地域の人材育成・定着（府北部でのフィールドワークやインターンシップの推進など）▽地域の振興・情報化（自治体と連携し情報化に関わる共同研究など）▽地域経済の発展（経済界と連携したセミナーや共同研究など）▽地域の観光振興（海・森の京都ＤＭＯと連携した観光振興など）▽地域の保健医療福祉向上（関係機関との連携による共同研究など）。

　京都市上京区の府庁で、22日に調印式があり、井口和起理事長と西脇隆俊知事、立会人の大橋一夫福知山市長らが出席。井口理事長と西脇知事が調印し、協定書を交わした。

　井口理事長は「グローバルでもローカルでも活躍できる人材を育成して、地域の課題と向き合っていきたい」と話していた。


写真＝包括協定の調印式に臨んだ大橋市長、井口理事長、西脇知事（左から）