京都府福知山市長田野町にマザー工場を構える環境試験器メーカー、エスペックは、東日本大震災の被災地、宮城県岩沼市での植樹支援へのお礼として、一般社団法人森の防潮堤協会(仙台市)から苗木17種45本の寄贈を受けた。15日に福知山工場で苗木の植樹祭を開いた。
森の防潮堤協会は、大震災の伝承と減災を目的に、被災した岩沼市の沿岸部約10キロにわたり震災がれきなどで造った防潮堤「千年希望の丘」に、防潮林となる30万本の木の植樹を進めている。
エスペックはこの取り組みを支援するため、植樹用として低木のハマナスの苗木280本を協会に贈ったほか、千年希望の丘での植樹にボランティアとして社員121人を派遣した。
協会からはそのお礼として、府北部地域にある在来樹種のシラカシやアカガシ、クチナシ、ヤマツツジなどが贈られた。
植樹祭であいさつに立った石田雅昭エスペック社長は「10年、20年後には植樹した木が福知山工場のシンボルとして成長しているのではないでしょうか。今後も千年希望の丘のために、出来る限り支援したい」と思いを伝え、森の防潮堤協会の日置道隆理事長は「エスペックさんの協力に深く感謝しています。一緒に木を植えて、新たな未来を開いていきましょう」と感謝の言葉を述べた。
このあと、石田社長と日置理事長、福知山工場の若手リーダーたちが、苗木を植えていった。
植樹した場所は福知山工場研修センター西側、芝生エリアの一角幅。広葉樹を軸に、多様な樹種を高密度で植える「密植」をし、生物多様性に配慮した空間にしていく。
写真=植樹をする石田社長(左)と日置理事長
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