京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校の女子生徒3人のチームが、このほど兵庫県篠山市で行われた「高校生グルメチャレンジin丹波ささやま」で優勝した。篠山産のコシヒカリを使った料理を考案し、味や手際の良さ、見た目などで競うコンテスト。淑徳高のチームは「篠山京マカレーまん」を作り、第1回大会の頂点に立った。
篠山市の特産品PRなどを目的に、篠山市商工会が主催。24チームがエントリーし、決勝戦には5チームが進出した。
優勝したのは、調理系列1年の佐藤舞さん、酒井理月さん、中西百夏さんの3人でつくる「Rice Girls(ライスガールズ)」。仲の良い友だち同士でチームを作り応募したという。
京マカレーまんは、高校生らしい斬新なアイデアを-と、知恵を出し合った。篠山産コシヒカリを練り込んだ皮に切り込みを入れ、篠山牛と黒枝豆、京野菜入りのキーマカレー、篠山産の山の芋などで作ったおやき、大江町産の卵を使ったスクランブルエッグのほか、チーズ、トマト、レタスを挟んだ。
豚の角煮まんからアイデアを広げたといい、皮は甘みがあり冷めてもおいしい篠山産コシヒカリの特長を、最大限に引き出した。またスパイシーなキーマカレーを、おやきなどで口当たりがまろやかになるようにして、食べやすく工夫した。
決勝では、コンロの火力が学校と違ったりしたが、5、6回の本番を意識した練習が功を奏した。リラックスして調理できたといい、制限時間内に審査員の人数分の5個を完成させることができた。
3人は「優勝できると思っていなかったので、名前を呼ばれたときは、涙が出るほどうれしかった」と笑顔。抱き合って喜びを分かち合った。
優勝した京マカレーまんは、11月からの1カ月限定で、篠山市内にあるレストランで提供されることになっている。
写真上=篠山産コシヒカリを皮に練り込んだ「篠山京マカレーまん」
写真下=賞状や賞品の米などを手に、優勝を喜ぶ3人
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