生徒たちの胃袋をつかんで離さない「学食のカレー」を、生徒自身がレトルト商品化した。京都府福知山市水内、福知山成美高校(兒島裕之校長)マネジメントコースの生徒たちが取り組んできた。「SEIBI学食カレー」の名で28日の文化祭で販売する。
授業の一環として、3年生27人が中心になり、1、2年生も参加してプロデュースした。食堂の味を広め、卒業生たちにも懐かしんでほしいと、学食を手がける峯食品とのコラボ企画として進めてきた。
昨年の文化祭で、学食をベースに具材などを変えた数種類のカレーを来場者に試食してもらい、人気の種類を調査。この結果をもとに、玉ネギやニンジン、牛肉などが入った懐かしい味わいのカレーが出来上がった。
パッケージのデザインには、新旧の制服や校舎などの写真を使い、成美高校ならではのイメージを取り入れた。業者へ依頼し、文化祭を前に1200個が届いた。
峯食品の四方由加里さん(32)は「こうして形になり、今後も残していってもらえるのが本当にうれしいです」と喜ぶ。
生徒たちからも、一から商品を作る良い経験ができたと前向きな感想が出ており、3年の安里光一君は「たくさんの人たちの協力で完成できました。うれしい気持ちと感謝でいっぱいです」と達成感を味わっている。
レトルトカレーは、28日午前10時30分から500円で販売する。今後、食に関連するイベントなどでの販売も視野に入れている。
写真=レトルトカレーの完成を喜ぶ生徒たち
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