京都府福知山市は、ハッシュタグ「♯いがいと福知山」をつけ、写真共有型ＳＮＳ・インスタグラムで、福知山の魅力を発信し合う「インスタフォトキャンペーン」の審査結果を発表した。1月22日から6月30日までの期間中に、2749件の投稿が寄せられ、グランプリにはユーザーネーム・ｎａｅさんの写真が選ばれた。

　「福知山の意外な素敵」を見つけ、みんなで発信して共有することで、まちのイメージアップにつながれば－との思いで実施した。夕日が差す三段池公園、二瀬川渓流など風景写真のほかにも、人気スイーツ店やお気に入りの飲食店など、多様な写真が投稿された。

　これらの写真は、府内を拠点に活動するフリーランスのフォトグラファー、入交佐妃さんを外部審査員に招き、市が審査した。グランプリ1点と準グランプリ2点、入賞作品7点を選んだ。

　グランプリの写真は、夜久野高原の朝霧を撮影したもので、入交さんは「夜明けとともに消えゆこうとする朝霧、そして里での一日のくらしが始まることを思わせる、単なる風景ではないストーリー性豊かな写真」と講評している。

■準グランプリに2人■

　また準グランプリには、ユーザーネーム・Ｔｏｍｏｈｉｒｏ　Ｔａｎｉｇｕｃｈｉさん撮影の「レトロ銭湯　櫻湯」、Ｔｏｒｕ　Ｔａｎｅｉｋｅさんが撮った「牧駅の桜並木」が選ばれた。



　入賞者の10人には、いがいと！福知山サポーター事業者から、市内飲食店の食事券、菓子の詰め合わせなどを贈るほか、まちを写真でＰＲするリーダーとして、「いがいとふくちやまフォトグラファー」に委嘱。今後も投稿した写真は、市のアカウントで積極的に紹介する。



　グランプリに選ばれたｎａｅさんは「地元を撮影した写真なので、とてもうれしいです。宝山は雲海スポットのひとつですが、日が昇り霧が晴れかけた姿も絶景です。これを機に、福知山にも素晴らしい場所があることを、知っていただけたら」と話している。


■キャンペーンのシーズン2始動■

　市では、インスタフォトキャンペーンのシーズン2をすでに始動。来年2月28日まで、インスタグラムでの投稿を募集している。詳しい問い合わせは秘書広報課、電話（24）7000まで。


写真上＝グランプリに選ばれた「夜久野高原の朝霧」
写真中＝準グランプリの「レトロ銭湯　櫻湯」
写真下＝準グランプリの「牧駅の桜並木」