新米の季節を迎え、京都府南丹広域振興局が管内の農産物直売所、道の駅と協力して22日からキャンペーンを始める。初の試みで、題して「みつけよう！　京都丹波でおいしいお米キャンペーン」。参加9店舗のうち2店舗で米を購入し、応募すると賞品が当たる。

　京丹波町、南丹市、亀岡市からなる南丹地域は、生産者、ＪＡ、行政で「おいしい米」づくりに努めていて、例えば南丹市では完熟堆肥を主体に有機由来の肥料を使った環境にやさしい栽培をしているコシヒカリの「れんげ米」が早くから人気を得てきた。

　また振興局管内では2009年からはキヌヒカリにも力を入れ、地域を挙げて熱心な栽培研修会や米コンテストに取り組むなどして、日本穀物検定協会の食味ランキングでここ2年連続して「特Ａ」を獲得している。

　特Ａは食味ランキング5段階評価の最高評価で、昨年産米は全国で43件だけだった。名だたる米どころでも取るのが難しく、年ごとに気象条件が異なるため、連続となると更に難しい。

■イチ推し商品詰め合わせなど■

　キャンペーン対象は、参加店で販売している米。雑穀米などは対象外だが、コシヒカリやキヌヒカリなど品種は問わない。5キロ、30キロなど重さも問わない。12月24日までの期間内に2店で購入して応募すると、京都丹波の直売所イチ推し賞品詰め合わせ▽ホテルグランヴィア京都のペアランチお食事券▽京都丹波の木材で作ったランチマットが、計35人に当たる。

　参加店は次の直売所・道の駅。
　【京丹波町】道の駅「和」▽道の駅京丹波味夢の里【南丹市】道の駅京都新光悦村（園部町）▽郷の駅胡麻屋（日吉町）▽道の駅美山ふれあい広場ふらっと美山（美山町）【亀岡市】ファーマーズ・マーケットたわわ朝霧▽三煌アグリブレーンシステム▽犬甘野風土館 「季楽」▽なごみの里あさひ


写真＝農家自慢の米が並ぶ（道の駅京都新光悦村）