米国で開かれた第8回WBSC女子野球ワールドカップで、侍ジャパン女子代表が9戦全勝で6連覇を達成した。京都府福知山市水内、福知山成美高校女子硬式野球部の卒業生ら4選手が活躍し、かつてコーチをしていたエースの里綾実投手(28)=愛知ディオーネ=は、3大会連続のMVPに輝き、快挙の立役者となった。
里投手は3試合で先発。世界ランク2位のカナダ戦は6回1失点の熱投。続くアメリカ戦は完封した。決勝では、チャイニーズ・タイペイに5回無失点の気迫の投球をした。計4試合19回を投げて勝ち星3、防御率0・37の好成績。鹿児島県出身で、12年に成美のコーチを務めたあと、プロ入りした。
同高卒業生で、企業チーム・ハナマウイの阿部希内野手(19)=宮城県出身=は三塁手で8試合に先発。17打数5安打3打点、4犠打を決めた。好守備も見せ、最優秀守備選手に選ばれた。
このほか、同校出身で尚美学園大学4年の田中露朝投手(22)=奈良県出身=は、主に抑えとして4試合に登板。4回3分の2を投げて無失点の好投。同じく大阪体育大学1年の大野七海投手(19)=群馬県出身=は2試合2回を投げて無失点に抑えた。
ワールドカップは、8月22日から9月1日にかけてフロリダで開かれ、12の国と地域が参加した。
写真上=6連覇を達成し歓喜の侍ジャパン女子代表(写真は一般社団法人全日本女子野球連盟提供)
写真下=福知山成美の卒業生ら4選手(左から、大野、里、田中、阿部各選手)
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