京都府福知山市は14日、福知山市役所1階書庫内のじゅうたんなどに火をつけたとして、建造物等以外放火の罪で起訴されていた市高齢者福祉課の男性職員(32)を、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
京都地方裁判所で10日に初公判が開かれ、職員は「体操指導者向けDVDの編集作業に追われ、時間稼ぎがしたかった」などと述べ、起訴内容を認めた。これを受け、職員分限懲戒等審査会が開かれ、報告をふまえ、市は職員を懲戒免職とした。
大橋一夫市長は「庁舎内に火を放ったことは、許されるものではありません。市民のみなさまに改めて、心から深くおわび申し上げます。今後は信頼回復と再発防止に向けて、全力で組織一丸となって取り組んでまいります」とのコメントを発表した。
このほか、上司にあたる福祉保健部長の女性(60)と、高齢者福祉課長の女性(53)を、監督責任を問う処分として戒告に。大橋市長は自戒措置として、給料10分の1を1カ月減給する。
(起訴職員の実名は紙面でのみ掲載)
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