京のブランド産品のひとつである黒大豆枝豆「紫ずきん」の出荷に向け、京都府福知山市内の農家が作業に精を出している。秋の味覚として知られる府独自の品種で、今年は京都、大阪、東京市場などに155トンほどを出荷する計画となっている。10月下旬ごろまでは出回る予定。
紫ずきんは、粒の表面がうっすらと紫色になることから名付けられた。一般的な枝豆と比べて粒が大きく、もちもちした食感と濃い甘みが特長。
福知山をはじめ、綾部、亀岡、京丹後、南丹の各市、京丹波町など、府内53ヘクタールほどで栽培されている。
福知山市田野山田の北山定己さん(76)は、栽培して10年ほどになる。自宅近くの10アールほどの畑で、極早生、早生、晩生を丁寧に育てている。
今年は酷暑が続き、十分に雨が降らなかったため、生育は遅れ気味だというが、「これから雨の日も増えそうなので、実が太ってくれることを祈っています」と話していた。
写真=出荷に向けて作業をする北山さん
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。