国の特別天然記念物・オオサンショウウオが、京都府福知山市夜久野町大油子の東源寺参道脇の側溝に続く土管から現れた。地元住民らが次々とやって来て、一時は人だかりとなった。初めて見る人もいて「珍しい」と写真撮影していた。
発見されたオオサンショウウオは体長約50センチ。近くの農業、足立修さん(74)が1日午後3時30分ごろ、泥が詰まった直径約30センチの土管を木の棒で突いて掃除をしていて見つけた。
「水が流れるようになり、しばらくするとうごめくものが見え、最初はカメかと思いました。その後、黒っぽい全身が見えてオオサンショウウオだと分かり、びっくりしました」という。
大油子付近の中夜久野地区では、過去にもオオサンショウウオが確認されている。このところの大雨で集落を流れる牧川支流の小河川の水位が上がり、上流部から流され、この側溝を通って移動してきたとみられる。
一時的に足立さん方の池で保護していたが、市役所に連絡し、指示を受けて川に放した。
写真=一時的に保護されたオオサンショウウオ
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