京都府福知山市三和町大原、大原神社(林秀俊宮司)境内にある絵馬殿の、かやぶき屋根のふき替え工事が終わった。日光を浴びて黄金色に輝く屋根の姿に、参拝者らが足を止めて見入っている。
絵馬殿は1863年に再建され、府有形文化財に指定されている。江戸時代に奉納された絵馬など35点があり、舞台を使ってさまざまなイベントが催される。
老朽化で雨漏りをしていた北面の屋根を20年ぶりに総ふき替えし、東西部分にも新しいかやを詰める工事をした。総工事費は1300万円で、府、市の補助を受けた。8月25日にすべての工事が完了した。
林宮司は「完成後すぐに台風20号が来て、本殿の千木が折れるなどしましたが、工事のおかげもあり、絵馬殿は無事でした。きれいになったかやぶきを見て、職人の伝統の技を感じて下さい」と話している。
写真=工事が終わった絵馬殿
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