角を生やした鬼のようにも、耳の大きなトトロのようにも見える京都府福知山市大江町二俣にある木の1本が、西日本を通過した台風20号による強風で折れ、鬼に見えなくなった。元伊勢内宮皇大神社(内宮)を訪れた観光客にもよく知られ、鬼伝説のまち大江をPRしていただけに、残念がられている。
内宮方面から見ると、5、6本の杉が重なり合い、背の高い2本が鬼の角のようになっていた。アニメ「となりのトトロ」のキャラクターにも似ていて、勇気や癒やし、感動を与えてくれる森の京都「天上の木」(40選)に選ばれていた。
近年は2本の角に見える木の間からもう1本木が伸びていたが、観光客や地元の人たちの間では根強い人気となっていたが、左側の木の上部が折れてしまった。
木の近くに住む二俣一の馬谷治雄さん(73)は「このあたりは風の通り道になっていて、台風の時も強い風が吹いていた。残念ですが自然のことなのでしょうがないですね」と話している。
写真上=2006年当時のトトロの木(鬼の木)
写真下=「耳」が折れてしまった
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