京都府電気工事工業組合福知山地区(岡野和樹地区長)が、夏恒例の高齢者宅配線診断ボランティア活動に取り組んでいる。8月の電気使用安全月間に合わせて毎年続ける社会奉仕活動で、福知山市内各地を回っている。今年は28、29、31日の3日間で3地区の約100軒を訪れる予定にしている。
初日は上夜久野地区の高齢者宅14軒を訪ねた。
JR上夜久野駅に集合して、組合員、福知山消防署員、関西電力社員ら計約10人が2班に分かれて出発。あらかじめ重点的に見てほしいところを訪問先から聞きとりした民生児童委員の案内で各戸を回った。
組合員は各部屋に電気を送る分電盤を中心に、漏電がないかを調べた。メインブレーカーが屋外の離れた場所にあるケースもあり、じっくりと調べ、住民の疑問にも丁寧に答えた。
同行した消防署員は、住宅用火災警報器と消火器の設置状況、ガスコンロがある場合はホースの劣化など、火災の原因になることがないかをチェックした。
高齢夫婦で暮らす奥水坂の男性は「専門家に見てもらうと安心感が違います」と喜んでいた。
写真=高齢者宅を訪問して配線診断で奉仕
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