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両丹日日新聞2018年8月28日のニュース

鬼師が手ほどき 迫力の鬼瓦制作を親子ら体験

迫力ある鬼瓦を作った 鬼伝説のまち、京都府福知山市大江町佛性寺の大江山鬼瓦工房で、鬼瓦製作の体験会が25、26両日に開かれた。市内外の親子連れら24人が参加して迫力ある鬼瓦を作った。

 福知山市の第三セクター・大江観光主催の鬼伝説と鬼瓦製作体験から学ぶ催し「大江山鬼文化の伝承」。両日とも同じ内容で、最初に日本の鬼の交流博物館の塩見行雄館長(69)が大江山の鬼伝説について講演。大江には酒呑童子、麻呂子親王、日子坐王を主人公とした3つの鬼伝説があることを説明した。

 このあと鬼瓦作りがあり、鬼瓦製作者らでつくる日本鬼師の会の菊地陽一郎会長(54)、梶川賢司副会長(61)、会員の畑中隆雄さん(63)が教えた。

 縦25センチ、横30センチの平らな粘土板の上に、角や目、鼻などの粘土を重ねてつけ形作った。

 5本の角や大きな牙を付けた鬼をデザインする子もいて、それぞれが個性あふれる瓦を作り上げた。

 京都市西京区の片岡樹さん(51)は子ども2人と参加。「えんま大王をイメージして作りました。部品を付けるような作り方では駄目で、やってみると難しかった。完成品は自宅の玄関などに飾りたい」と話していた。

 参加者が作った鬼瓦は工房で乾燥させ、窯で焼き上げて、1、2カ月後に渡す。


写真=個性あふれる鬼瓦を作っていった

    

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