夏の夜を彩る福知山ドッコイセまつりの後半が24日、京都府福知山市の広小路通りで始まった。市内の連による手作りプラカードのコンテストと学生大会があり、福知山踊りの「ドッコイセ」の掛け声が響いた。最終日の25日は午後7時から、福知山駅北口公園で総踊りがある。

プラカードコンテストは11組約600人が出場し、デザイン、ユニークさなどを競った。団体名を記した通常のプラカードのほか、福知山城や初代城主の明智光秀などの武将をテーマにした大仕掛けなものもあり、力作を先頭に踊った。

　審査の結果、最優秀の福知山市長賞は、中に明かりをともすねぶた風の大型立体作品で毎年コンテストを盛り上げている福知山ゲタ踊振興会が受賞した。

　今年はゲームの「マリオカート」を取り上げ、キャラクターのマリオがカートの代わりにゲタに乗っている姿を針金や紙などで製作。会場に詰め掛けた人たちの注目を浴びた。

　ほかの入賞団体は次の通り。

　【福知山市議会議長賞】三段池ランニングクラブ【福知山商工会議所会頭賞】京都北都信用金庫【福知山観光協会長賞】京都銀行【広小路商店街振興組合理事長賞】まちかどキャンパス吹風舎

■学生大会の最優秀は福知山淑徳和太鼓部■

　コンテストの前に開かれた学生大会には、市内の4高校から6チーム158人が出場し、若者たちが元気ではつらつとした踊りを見せた。
　

　
　一糸乱れぬ踊りを披露するチームや、大きな掛け声で盛り上げる連などが登場。チームワークや元気さなどをアピールした。

　最優秀の学生大会委員長賞には、手さばきや足運びをそろえ、表情豊かに踊った福知山淑徳高校淑徳和太鼓部が選ばれた。

　ほかの入賞チームは次の通り。

　【福知山踊振興会長賞】福知山成美高校【広小路商店街振興組合理事長賞】福知山高校赤団


写真上＝プラカードコンテストで市長賞を受賞した福知山ゲタ踊振興会のねぶた風の大型立体作品

写真下＝学生大会で委員長賞に選ばれた福知山淑徳高淑徳和太鼓部