濃厚な甘みで人気がある「三和ぶどう」の収穫が23日から、京都府福知山市三和町友渕で始まった。生産をする大原野開発生産組合(高根利数組合長、10戸)で収穫と出荷作業を進めている。27日から、千束のJA京都にのくに三和支店前で販売する。毎日午前10時からで、その日の分がなくなり次第終了する。
品種はマスカットベリーA。約1ヘクタールの畑で栽培しており、9月上旬までに約10トンの収穫を見込む。25年ほど前から収獲しているが、今年は特に時期が早いという。福知山を代表する秋の味覚で、全国からも問い合わせが入っている。
高根組合長は「日照りの影響で、実が焼けてしぼんでしまうものもあり、実際の収獲量は少なくなるかもしれません。しかし、糖度18度以上で甘みが強く、濃い味わいのものが出来ています。ぜひ食べてみてください」と話す。
■大身生産組合も同時に店頭販売■
同じ三和ぶどうの産地、大身地区でも、大身ぶどう生産組合(細見義明組合長)が24日から収穫を始める予定にしている。こちらも27日からJA京都にのくに三和支店前で販売する。
店頭販売に関する問い合わせは、JA京都にのくにの三和地域農業振興係、電話(58)3331へ。
写真=三和ぶどうの収穫が始まった(23日午前8時5分ごろ)
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