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両丹日日新聞2018年8月21日のニュース

豪雨被災の大江に大阪桐蔭卓球部が恩返し

大阪桐蔭高校男子卓球部 7月豪雨の爪痕が今も残る京都府福知山市大江町で、大阪府大東市の大阪桐蔭高校男子卓球部(山岡弘明監督)が復旧の奉仕作業に取り組んだ。30年以上、大江町で合宿しており「お世話になっている地域に恩返しをしたい」と汗を流した。

 インターハイに21年連続出場する強豪校で、競技練習のほか、「困っている人がいることを理解」するためボランティア活動にも力を入れている。

 親交があり福知山卓球協会の常任理事を務める大槻富美子さん(68)=大江町二箇下=に山岡監督が相談し、蓼原の農機店倉庫で清掃作業をすることになった。

 倉庫にはトラクターなど20台ほど農機具があり、7月豪雨で60センチほど浸水した。市災害ボランティアセンターの派遣は住宅が中心となることから、依頼しておらず、清掃が進んでいなかった。

 1年生部員の7人が訪れ、倉庫内にあった農機具を全て外に移動させ、室内の掃除をした。休憩を挟みながら4時間ほど体を動かした。

 参加した山道和貴君=大阪市出身=は「災害復旧を手伝うことで、改めて恵まれた環境で練習できていることが分かりました。僕は初めて大江に来ましたが、少しでも役に立てればうれしい」と話した。

 農機店の仁張重典さん(56)は「一人ではなかなか出来なくて困っていました。若い力で考えて動いてくれて、ありがたい」と感謝していた。

 今年も冬の合宿は12月に、佛性寺の大江山グリーンロッジに宿泊して、二箇下の有路下体育館で練習する予定にしている。


写真=倉庫内の農機具を外に移動させる高校生たち

    

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