原爆が広島に投下されてから73年になる6日、京都府福知山市内の多くの寺院や教会で、投下時刻の午前8時15分、「平和の鐘」が響いた。参加者は全ての戦争被害者に向けて手を合わせ、核兵器の廃絶と戦争を繰り返さないことなどを願って鐘を突いた。
平和の鐘は、原水爆禁止福知山協議会(朝倉義寛代表)が20年以上前から、市内の全寺院などに呼びかけて、広島への投下の6日と長崎への投下の9日に実施している。昨年は約300人が参加した。
奥野部の長安寺(正木義昭住職)には、市民ら30人が訪れた。中丹合唱団シルクロードのメンバー4人を中心に全員で「原爆を許すまじ」を歌ったあと、一人ずつ鐘を突いた。
10年以上参加しているという藪見利明さん(80)=岩井=は「戦争で亡くなった人への思いを込めて鐘を突きました。核兵器が無くなればと思います」と話していた。
写真=平和を願って鐘を突いた(6日午前8時15分ごろ)
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