第35回全日本小学生ソフトテニス選手権大会の女子個人戦が7月27、28両日、愛媛県内で開かれ、京都府福知山市の福知山ジュニアクラブに所属する柴田凛・浜中陽(ともに昭和6年)ペアが優勝する快挙を果たした。夏の選手権で府内の選手が優勝するのは初めて。
公益財団法人日本ソフトテニス連盟主催。夏の小学生王座を決める大会で、女子個人戦には各都道府県の代表選手192ペアが出場し、トーナメント戦で競った。
柴田・浜中ペアは順調に初戦から4連勝で、準々決勝を迎えた。「このペアと戦うまでは勝ち進みたい」と大会前からライバル視していた前川愛生・中谷ももこペア(明石ジュニア・5年生)と対戦。このペアは春の全国大会優勝のペアで、事実上の決勝戦となった。
試合は、ファイナルセットまでもつれる激闘で、一時はマッチポイントを許す瀬戸際に追い込まれたが、「2人で声を掛け合って」スイッチを入れ替え、4-3と逆転勝利した。
準決勝は和歌山のペアに4-1、決勝は富山のペアに4-2と快勝。2017年3月の春の全国小学生大会4年生以下の部で優勝して以来、2回目の全国制覇を果たした。両選手は「厳しい試合を勝ててうれしい」と喜ぶ。
ともにソフトテニス一家の末っ子として育ち、幼稚園年長の時からペアを組み、毎週4日ほど練習に励む。ともにサーブも得意とするほか、コンビネーションが良く、お互いを助け合って得点を重ねる。
福知山クラブ(土田康輔代表)の稲場えりコーチは「飛び抜けた運動能力があるわけではなく、体も大きくないが、粘り強いテニスをして、力を合わせた成果が出た」と両選手をたたえた。
写真=全国制覇を果たした柴田・浜中ペア(左から)
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