2020年夏に北関東を中心に開かれる全国高校総体（インターハイ）各競技のうち、ソフトテニス競技は京都府福知山市で開かれることが決まった。同時期に東京五輪があるため、北関東以外にも競技を分散して開催することになり、主催する公益財団法人全国高校体育連盟が26日に発表した。

　五輪の影響で宿泊施設の確保が困難になることなどが、分散開催の理由という。各都道府県高体連に受け入れを要請したところ、京都府高体連ソフトテニス専門部が手を挙げて、福知山市での開催が決定した。

　期間は8月中の8日間。市や福知山市ソフトテニス協会（中山則男会長）によると、猪崎の三段池公園テニスコートを主会場にし、場合によっては長田野コートを予備会場とする考えもあるという。

　福知山でのソフトテニス競技のインターハイ開催は、1997年以来2回目。三段池コートは昨年7月に、全16面が砂入り人工芝の全天候型コートとして生まれ変わっている。

　20年インターハイは、11競技を群馬県などの北関東ブロック、19競技を全国各地で行う計画を進める。

　中山会長（66）は「正式に決まって一安心した。2021年には世界規模の大会も三段池コートであるので、そのリハーサルになればと思う。トイレなどの設備改修を市と協議して、参加者たちに喜んでもらえるような準備を進めていきたい」と話している。


写真＝20年インターハイのソフトテニス競技が開催される三段池公園テニスコート