第22回全国高校女子硬式野球選手権大会が兵庫県丹波市で27日に開幕する。エントリーした27校のほか、学校に女子野球部がない選手たちが全国から集まり、全国高校連合丹波(足立俊長監督)を結成、27日の初戦に挑む。参加する全21選手は25日、隣接する京都府福知山市で初めて顔合わせをした。わずか2日間でチームを仕上げる。
■「試合がしたい」ひたむきな思い胸に■
大会は丹波市、全国高校女子硬式野球連盟主催。両丹日日新聞社など後援。丹波市市島町の市立スポーツピアいちじまを主会場に開く。
連合チームは12年前の第10回大会から毎年出場。今年は関西、関東を中心に、北は岩手、南は沖縄の遠方から、「野球の試合がしたい」と望む選手が集結した。主将は京都府福知山市東羽合の京都共栄学園高校3年、青木寧々選手(舞鶴市・城北中出身)が務める。
ここ5大会で勝ち星はない。初戦までにしっかりとした全体練習ができるのは、25、26両日のみ。足立監督(59)は「初日の練習を見て、だいたいの守備位置を決める」と急造チームを指揮する難しさを話す。
初戦に向けては「試合をしたい、試合に出たいと、選手たちは全国から自費で参加している。部活動で毎日練習する高校とは力の差はあるが、短いながら合宿生活でチームワークを培い、とにかく勝たせてやりたい」と力を込める。
初日の練習を終えた青木主将は「上手な子ばかりだった。みんなの個性を生かせるようにチームをまとめ、一つずつ勝っていきたい」と意気込んだ。
初戦は、27日午後1時30分(第3試合)からスポーツピアいちじまで、大阪体育大学浪商(大阪)と行う。
写真=25日の顔合わせで自己紹介などをする全国高校連合丹波の選手たち(福知山淑徳高校グラウンドで)
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