京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学で、地域活性化策コンテスト「田舎力甲子園」の表彰式がこのほどあった。最優秀賞には、「田舎」を全面に生かした情報発信に取り組む宮崎県の小林秀峰高校の生徒が選ばれた。
公立大の井口和起学長が委員長を務める実行委員会が主催。旧成美大時代の2013年から続く取り組みで、21、22両日に開いたオープンキャンパスの一環として表彰式をした。
今年の1月から半年間、全国の高校生を対象にアイデアを募り、10個人と47グループから計57点の応募があった。審査は、若い感性を生かした、田舎を元気にする内容で、新規性、現実性など5項目で評価。最優秀賞と優秀賞を1点ずつと、佳作4点、奨励賞11点の計17点が入賞した。
小林秀峰高校商業科の3年生11人は「日々のうたごえPROJECT-『なんもない』それがサイコーな地元」と題して、地域の情報発信を研究。何度も視聴したくなる地方PR動画をめざし、ミュージックビデオの制作に取り組んだ。
生徒が作詞を担当し、小林市出身の男性歌手、NOBUさんが作曲した「田舎女子高生」が完成。複数のメディアにも取り上げられ、注目を集めた。
地方自治体PR動画は、動画閲覧サイトで1万回再生されれば成功と言われる中、このプロジェクト全体の再生回数は18万回を超えている。
写真=研究内容を発表する最優秀賞・小林秀峰高校の生徒たち
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