京都府福知山市内で働くベトナム人の女性らでつくるグループが、ドッコイセの掛け声で踊る福知山踊りを習っている。研修期間を終えて母国へ帰る仲間がいるためで、「浴衣を着て踊り、日本での思い出をつくりたい」と、踊りの大会にもエントリーした。
グループは、口榎原の高橋縫製(高橋富美社長)で働く女性たちで作る「ベトナムの花」。メンバー6人のうち3人が3年間の研修を終え、近く帰国することが決まっている。そこで思い出作りとして、8月4日午後6時30分から中ノの市厚生会館で開かれる「第38回ドッコイセフェスティバル」(福知山踊振興会主催)に参加することにした。
フェスではコンテストが行われ、例年いろいろな団体が出演している。これまでに中国人の参加はあったが、ベトナム人は初めてで、踊振興会の田村卓巳会長は、広がりを喜んでいる。
ベトナムの花のメンバーたちは福知山踊りの初心者ばかり。20日夜には、仕事終わりに踊振興会の会員3人から、初めて指導を受けた。
複雑な16手ぶりに苦戦しながらも「ひとつでちょん、ふたつでちょん」と拍子を口ずさみ、一つひとつの動きを覚えていった。「難しいけれど頑張ります」と、みんな熱心に取り組んでいる。
写真=初練習に励む「ベトナムの花」のメンバーたち
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