19日午前11時15分ごろ、京都府福知山市三和町大身の国道9号でＬＰガスを運搬する大型タンクローリーが、道路規制で停車していた大型トラックに追突し、合計5台が絡む玉突き事故が発生した。最初に追突した車の運転手1人が右足骨折の重傷を負った。

　現場は片側1車線で、福知山から京都方面に向けて左カーブになっている。事故発生時は道路管理者の国交省による道路脇の草刈り作業中で、片側交互通行になっていた。

　京都方面に向かう大型トラックや準中型貨物自動車、普通車など4台が停車していたところへ、同じ方向へ向かうタンクローリーが突っ込んだ。

　これにより、大阪府堺市在住でタンクローリー運転の48歳の男性が、兵庫県豊岡市内の病院へドクターヘリで搬送された。ほかの車の運転手も首、肩の痛みを訴えるなどの軽傷を負い、病院へ搬送された。タンクローリーは配送帰りだった。

　福知山署によると、草刈り作業は適正に行われていたといい、事故の原因などについて調べている。

　この事故の影響で、現場の国道は35分間の全面通行止めになった。