クワガタとしては国内最大級の種類、オオクワガタの飼育・販売をする京都府福知山市日吉ケ丘の社会福祉法人みつみ福祉会・生活介護事業所しんあい(松本年彦管理者)は19日、飼育する瓶から成虫を取り出す「割り出し」の作業をした。過去最大となった昨年と並ぶ75ミリ超の特大サイズなど70ミリ超が多数いて、飼育ケースに移して販売を始めた。
しんあいの前身・信愛育成苑の時代に、障害者の自立、職業訓練の一環としてオオクワガタの交配を試行し、飼育方法の確立と量産にめどが立った1999年から本格的に販売を始めた。純国産のオオクワガタを使い、サイズだけでなく、形の美しさにこだわっており、京阪神から買い求めに来る人もいる。
割り出し作業は職員と施設利用者10人で行った。飼育瓶約50個を小屋から取り出し、栄養分を付けて発酵させたおがくずの中から、成虫を取り出して慎重に体長を測った。「これはでかいぞ」などと驚く声が次々に上がった。
65ミリを超えるとかなり大型とされるが、値段が税込み5600円の70ミリ超も17匹現れた。一番大きかったのは75ミリ超の1匹で、値段は税込み2万円になるという。残る約100個の飼育瓶はほとんどが雌で、順次割り出し作業をする。
■施設内ショップとネットで販売■
施設内の昆虫ショップとインターネットの「オオクワオンライン」で販売する。問い合わせはしんあい、電話(22)8694へ。
写真=昨年と並ぶ75ミリ超の特大サイズのオオクワガタも現れた
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。