7月豪雨で大きな被害が出た福知山市など京都府北部の被災地6カ所を15日、牧野京夫国交副大臣が視察した。福知山市内は2カ所を回り、被害の状況を確認した。
牧野副大臣は被害があった由良川流域をヘリコプターで視察したあと、福知山のほか、土砂災害で死者が出た綾部市上杉町や舞鶴市真倉の国道27号などを巡った。
福知山市内で視察したのは戸田の由良川沿いに建設中の堤防周辺と大江町河守地区。河守では、すでに完成した由良川堤防上から浸水したまちの様子を見て、国交省職員から被害状況を聞いた。
随行した大橋一夫市長は、河守地区と、隣接する蓼原地区が、この5年間で4回床上浸水した状況を説明。「国で輪中堤を整備してもらったが、ここには排水機場を設けてもらわないとこのままではもたない」と言い、施設の設置を要望した。
このあと牧野副大臣は市役所大江支所で福知山、綾部、舞鶴の3市長らと意見交換。各市長から要望書を受け取った。
意見交換のあと、牧野副大臣は記者会見で「被災地を見て、大変な被害が出ていると認識している」と述べ、「河川、道路、鉄道とも一刻も早く応急復旧をしなければならない」と話した。
排水機場の設置については「由良川の改修とともに、いい形で何とか実現できるように頑張っていきたい」と答えた。
写真=河守の堤防上で大橋市長(前列左から2番目)から被害状況の説明を受ける牧野副大臣(左)
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