7月豪雨で広範囲が被災した京都府福知山市に支援の手をと、姉妹都市の長崎県島原市、さらには府内の近隣市が、それぞれ職員を派遣。13日から災害ごみの収集や家屋被害調査、浸水家屋の消毒作業をサポートするなど、支援の輪が広がっている。
応援派遣で駆けつけたのは、島原市をはじめ、京丹後市と木津川市の職員合わせ55人。京丹後市と木津川市は災害ごみの収集、島原市は家屋被害調査と浸水家屋消毒にあたっている。いずれも16日までの予定となっている。
各自治会の臨時集積所から、牧の環境パークまで運ぶ災害ごみの収集は、すでに10日から始まっており、13日は池部-安井方面、牧-森垣方面、大江町方面の3班に分かれて実施。池部-安井方面には、京丹後市の職員3人が同行し、使えなくなった家電や家具などを、ごみ収集車に積み込んだりした。
京丹後市子ども未来課の宮原孝太さん(25)は「同じ府北部の自治体として、少しでも力になりたいという気持ちです。派遣が一日も早い復旧につながればうれしい」と話し、汗を流しながら懸命に作業していた。
福知山市生活環境課の井上和成課長(56)は「被災が広範囲にわたり、多量のごみが出て人手が足りなかったため、派遣はとてもありがたい。まだ収集が進んでいない地域もあるので、急ピッチで進めたい」と話している。
いずれの応援派遣も、今後の復旧状況によっては、期間の延長や人員を増やす可能性がある。また17日からは、兵庫県朝来市の職員22人が訪れ、家屋被害調査を31日まで支援する予定。
写真=集まった災害ごみを回収する京丹後市の職員(池部公民館横の集積所で)
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