アニメや映画キャラクターなどのフィギュア(人形)を、世界が憧れる日本のポップカルチャーの一つに育て上げた海洋堂の作品を集めた「芸術の森のトレジャーボックス 海洋堂フィギュア展」が、14日から兵庫県朝来市立あさご芸術の森美術館(同市多々良木)で始まる。
海洋堂は1964年に大阪の小さな模型店としてスタートし、レジン樹脂などを使った少量生産模型(ガレージキット)を手がけて、熱心な愛好者を増やしていった。84年には東京にギャラリーを開設し、自社開発フィギュアメーカーへと転身。96年に「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを発売すると一気に知名度を高め、精巧で躍動的なフィギュアを造る会社として海外からも注目されだした。
99年にはフルタ製菓のチョコエッグ「にほんの動物シリーズ」が発売され、菓子などについている玩具「食玩」(飲食料品販促用玩具)の一大ブームを巻き起こす。
2000年代に入ると知名度と活動の幅は更に広がり、05年に滋賀県長浜市にオープンした「海洋堂フィギュアミュージアム龍遊館」は、今も観光の目玉施設になっている。
今回のフィギュア展では、ドラマチックに再現された森や水辺などのジオラマをはじめ、恐竜や動物、昆虫、アニメキャラクターなど、創造的で芸術的な同社のフィギュア約3千点を集めて展示する。
また今月15、16、28、29日と8月11、26日には、恐竜フィギュアに着色して自分だけの恐竜を造る「海洋堂ワークショップ」を行う。午前9時45分から午後3時30分まで随時受け付け(正午~午後1時30分は受け付け中断)。1回500円。「ガチャガチャ」を設置する。
会期は9月2日まで(7月17、18日のみ休館)。一般500円、高校大学生300円、小中学生200円。電話079(670)4111。
写真=リアルなフィギュア約3千点を展示する(c)KAIYODO
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