大雨災害で、「地域の守り」消防団が大きな力を発揮した。京都府福知山市の市消防団大江ブロックは、河守分団が7日、河守新町で浸水した家屋に取り残された人たちをボートで救出した。
低地のため、これまで大雨の際に何度も浸水の被害に遭ってきた。今回の大雨では1階がどっぷりと浸かる家が多く、事前に避難した人たちのほか、自宅の2、3階に逃げる垂直避難をした人たちがいた。
ボートでの救出は午前11時ごろから始まり、河守分団の団員たちが手漕ぎボートに乗って住民約15人を4時間ほどかけて助け出したという。
家屋2階まで水が達し、家族を消防団に助けてもらった男性(54)は「団員のみなさんも被災されているのに。ありがたいという気持ちでいっぱいです」と話していた。
写真=ボートで住民を救出する消防団員(読者提供)
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