梅雨前線が停滞して活発となり、京都府福知山市内では6日も断続的に激しい雨が降り続いている。国交省によると、5日朝の降り始めから6日正午までの雨量は、市街地の寺町で141ミリ、大江町波美で201ミリを記録。市は5日夕方から三和地域を除く市内全域に避難勧告を相次ぎ発令した。
各地で道路冠水による通行止めなどが相次ぎ、鉄道が運休、学校が休校、イベントが中止・延期になるなど影響が出ている。
■府道が崩れ水道管が脱落■
福知山市大江町関では6日未明、宮川沿いの府道の一部が崩れ、埋設されていた水道の配水管が脱落した。周辺の地区で一時断水した。
配水管が脱落したのは、昨年10月の台風21号の接近による大雨で路面が陥没した府道綾部大江宮津線で、復旧工事中だった。
市では6日午前0時50分に異常を確認。脱落した配水管の前後の仕切弁を現地で閉鎖した。すぐに別の配水池からの配水に切り替えたが、水圧不足で、高台にある公庄と河守中央の一部、計16戸が断水した。
市は断水した家屋に水パック(6リットル入り)を配ったが、その後、水道管の仮設工事を進め午前6時35分に復旧した。
写真=道路の一部が崩れ、水道管が脱落した大江町関の府道綾部大江宮津線(6日午前8時20分ごろ)
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