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両丹日日新聞2018年6月19日のニュース

北近畿ホトトギス 福知山城で100人吟行

福知山城を吟行 第36回北近畿ホトトギス俳句大会が京都府福知山市で16、17両日に開かれた。全国から集まった約100人が梅雨晴れの福知山城を吟行し、城を築いた明智光秀に思いをはせ、眼下に広がる景色を一望しながら愛用の句帳に書き留めた。

 ホトトギス社(稲畑廣太郎主宰)が主催、福知山市民を含む北近畿ホトトギス会が主管した。毎年北近畿地方の名所や史跡で吟行してからホテルに会場を移して投句し、互選で入選句を決めている。

 福知山城を吟行地に選んだのが昨年11月のことで、今年4月に2020年の大河ドラマの主人公に明智光秀が決まったことに「時を得てますね」と参加者たちは喜ぶ。東京、長崎など遠方からの参加者もいて、稲畑主宰、稲畑汀子名誉主宰も訪れた。

 主会場のホテルロイヤルヒル福知山&スパ(土師)からバス2台で現地に到着した参加者らは、城に続く坂を上りながらいそいそと句帳を取り出した。青空に映える天守閣、城の前にある井戸、五輪塔など転用石を用いた石垣、万緑の青もみじなど、色々な題材を探して歩いた。

 稲畑主宰は「福知山城にはこれまでにも何度か来たことがありますが、きょうは梅雨晴れで、風が心地よい最高の日和ですね。みなさん、思いおもいの句を楽しんでおられます」と話していた。


写真=愛用の句帳を手に福知山城を吟行した

    

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