4月に強風などで本殿屋根のかやが崩落した京都府福知山市大江町天田内、元伊勢外宮豊受大神社(河田光稔宮司)で18日夜、復旧支援のチャリティーコンサートが開かれた。作家でアーティストのさとうみつろうさん(沖縄県在住)が、歌やピアノ演奏などを披露した。
大江の元伊勢内宮、外宮は、三重県の伊勢神宮が今の地に遷座する前に祭られていた神社とされている。
屋根の修復に高額な費用がかかることから、さとうさんのファンがSNSで実情を伝え、コンサートの開催を打診したところ、さとうさんが快諾し実現した。
本殿近くの神楽殿がステージ。全国から集まった約200人を前に、さとうさんはギター、三線、ドラム、ピアノを演奏しながら熱唱。通常の曲にその場で思い浮かんだ歌詞を加えて歌ったりした。
演奏の途中で楽しいトークを挟み、会場を盛り上げる場面もあり、曲に合わせて踊る人もいた。
コンサートは無料だったが、社務所で修復の費用にあてる寄付を受け付けたところ、多くの人たちが協力した。
河田宮司(43)は「豊受の神さまのおかげと、さとうさんの協力があって、無事にコンサートを開くことができました。多くの支援金も寄せていただき本当にありがたい」と喜んでいた。
写真=神楽殿で開かれたチャリティーコンサート
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